2006年09月08日 08:46
うちでは相変わらず、昔ながらのガス釜を使っている。
電子ジャーなんてものもない・・・・
そんな訳で、ふだんは朝、ご飯を炊いた後は、
ガス釜のふたをあけ、釜にフキンをかぶせておく
夏でも、その日の夜まではそれで何とか
ご飯も悪くならずに済むものだ。
それ以上になると、さすがに冷蔵庫のお世話になる。
9月に入って、随分と涼しくなったし、
ご飯も少しくらい長く置いていても大丈夫かな・・・
と思って翌朝まで冷蔵庫に入れずにいたら
「ガガ~ン!」
思いっきり臭ってました><
私だけで生活していれば、おそらくここで
「ご飯さん、ごめんなさ~い」と謝り、
泣く泣く捨てるところだが
父は違っていた・・・・
くんくん臭いのするそのご飯を自分のお茶碗によそいながら、
「こらぁ、洗わな食べられんぜ」
といいながら、さもそれが当然のように、水で洗ってから食べ始めた。
捨てるという発想は彼にはなかった。
私も、冷蔵庫に入れなかったことを悔いながらも
父に倣い、何回か洗ってから、普通に食べた。
確かに子供の頃にも何度かあった風景・・・・
遠い昔の風景が、心のスクリーンに流れていた。
懐かしいような、あたたかいような、気の遠くなるような・・・・
なんとなく、物が豊富になった日本で暮らす私たちが
忘れがちな大切な何かを思い出させられたような・・・
心の奥の、ずっとずっと奥の方で何かが反応している
一週間前の話なのだけど、なんだか、
ずっと心が反応しつづけている・・・
なんだろうなぁ~
・・・・そしてブルーハーツのリンダリンダが
頭の中をグルグルと回り続けている(笑)
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