2010年01月07日 19:22
昔、アタックナンバーワンなんて漫画があったと思いますが、
今の私の心象風景はあんな感じかもしれません
(新年から・・・、笑)。
ネットの向こう側から飛んでくるボールを必死でレシーブし、
時にこっちからスパイクを打ち込み揺さぶりをかけることさえある。
まるでそうやってボールを受け、返すことが
生きることであるかのように・・・・・
いや、生きるために、自分が存在するためには
そうするしかないと思っていたのかも。
いや、たぶん4年くらい前に、ブログのどこかで
「それが私を私たらしめてきたものだ」
とさえ書いた。
何があってもそうやってコートの中に立ち続けてきた。
数年前、とうとうコートの中で倒れて担架に乗せられ、
救急車で病院に担ぎ込まれたにもかかわらず、
ドクターストップになって、自分でもストップなのだと
認めていたにもかかわらず、気がつくとまた
コートの中に戻ってボールを必死で受けていた。
ところが今年に入って、
自分の体が半透明体になってボールが受けられない、
打ち返そうとしてもスルーしてしまう
(とうとうパンチドランカーの域か・・・)。
何度か必死でボールを打ち返そうとするが、
やっぱりスルー。
それでもなんとかしようとする気力も体力も
実のところ1滴も残ってはいない。
そしてはたと気づく・・・・
もしかしたら、ずっと打ち返してきたボールは、
ただの幻影だったのでは・・・・?
ボールを打ち返すことで、ボールを受ける刺激を感じて
いる自分を「自分」だと認識していたのだとしたら・・・?
ときどきまだネットの向こうから飛んでくるボールを
横目で見ながら、半透明になってしまった自分を
ただ感じ、眺めている。
ボールを打ち返している自分を「自分」だと認識して
いたのだとしたら、ボールを打ち返していない時の「自分」は
感じたことなんかない・・・・よね?
だってそんな選択肢があるなんて
考えたこともなかったのだから。
そうして、しばらくじっとそこに留まっていると
半透明な私の体も溶解してしまった。
ときどき思い出したかのように飛んでくるボールが
とても遠くに感じられ、辺りは静まりかえってくる。
すると、どこかで聞き覚えのある音が聞こえてくる。
クリスタルが元気にピチピチと跳ねているような音・・・・・
音のする方に目を向けると、
そこにはさっきまで私の体があったところに
小さいけれどピチピチと光っているクリスタルみたいな、
光みたいな得体のしれない光るものがいる。
耳をすませば、そこからちゃんと聞こえてくる音がある。
「ただ【在れ】ばいい」
10年以上そう言われ続けてきたけれど、
ずっと分からなかった。
でももしかしたら、
「ただ【在る】」
ってこういうことなのかな・・・・
ちょっとだけヒントを掴めた気がする。
ずっとコートでボールを受け続け、
もう気力も体力も1滴も残っていないところまで
やり切って、やっと気づいたらしい・・・・
もう少し、消耗しない学び方がしたいものですがね~
今年は当面、「ただ【在る】」の体験実習をやるんだろうなぁ~
また知らないうちにコートの中に戻らないことを祈る・・・
新年早々、Kanae節全開な感じですかね(笑)
本年もよろしくお願いいたします m(_ _)m
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