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老賢猫

2005年06月11日 14:30

blcat

うちの(?)黒猫のためのヒーリングの祈りを行なった。
うちのと言えるのかどうか疑問ではあるが・・・・

うちに餌を食べに来る野良猫というのが正しい・・・いや、しかし彼女の主な寝床は我が家の裏庭のオンボロ小屋なわけで、 “うちの”と言いたくなる。

なにせ、短く見積もっても16年はこの土地(我が家の周辺地帯)に棲みついている古株なのだ。

私がずっと県外に住んでいたため、彼女と一緒に住むようになったのはここ2年弱なのだが、初めて出会ったのは高校生のころ、年に数回しか帰郷しない私だったが、帰郷したときには必ずうちの周辺に住んでいる野良猫たちに餌をやっていた。

そんな帰郷時のある日、ひときわ目立つ凛とした美しい新顔の黒猫とバチバチ~ッとエネルギーが引き合った。一瞬にしてこの猫は人と意思疎通ができると思った。そしてそのとき、私は彼女にお願いしてしまったのだ、「私の留守中に父とこの家を頼みます」・・・・と、おそらく高校生の私なりに一人暮らしの父が心配だったのだろう。以来、帰郷のたびに彼女は色々なことを報告してくれた。

私が自宅に戻ってきてからは、今までのお礼とばかりに彼女の顔をみて餌がほしいと言えば何かしらあげるようにしてきた。彼女の方も、私が外で気功やらエネルギーワークやらやっていると、どこからともなくやって来ては側で見ていたりした。

まるで飼猫みたい?いやいや飼猫とはいいません、だって彼女は決して体に触れさせてくれないもの(笑)

ここ数ヶ月でめっきり弱り、体を離れる時期が近いと感じざるを得ない。当然彼女はそれを分かっているだろう。
それでどうしても今日はヒーリングの祈りをしたかったのだ。祈っていると、まるで母親を失うような切なさが込み上げてきた。そして初めて気づいた、私はなんと多くのことを彼女に託していたのだろう・・・・

彼女の荷物をとりさり、体を離れるその日まで、できるだけ痛みや苦痛が和らぎますように・・・・今は感謝をこめて、ただそう祈ることしかできない。

意外にもすんなりと写真を撮らせてくれた彼女であった^^



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